雑誌の表紙になる写真は良い写真?

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 ALOHA!

ハワイ在住”マガジン”フォトグラファーのマルです。

普段、私は雑誌や広告の写真などを撮っています。

元々日本では主に水中写真を撮っていて、ハワイに来てからはテレビやPVなどの映像も撮るし、ドローンも飛ばすし、たまにウエディングも撮るので何のカメラマンなのかよくわからなくなときもありますが。

でも大学を卒業してから10年以上、出版社で働いていたので雑誌の撮影は好きなのです。

編集者、ライター、カメラマン、スタイリスト、営業部、広告部、販売部。

みんながそれぞれの役割を果たして一丸となって一冊の本を作るのが楽しいのです。

 

ハワイの撮影というと、イメージ的に綺麗なビーチや景色の撮影が多いと思うのですが、雑誌等の取材撮影のその半分近くはショップの撮影です。

レストランでフード、バーではドリンク、アクセサリーショップでジュエリー、雑貨屋で小物、ブティックで洋服などなど。撮る対象物は多岐に渡ります。

さて少し前ですが、ワイキキのインターナショナルマーケットプレイスにある「GREEN ROOM」というギャラリーに撮影に行きました。お店の内観、外観、そしてもちろんギャラリーですので絵やグッズも撮影しましたが、そんな中何気なく撮ったのがこの写真です。

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(Photo/Tomohito Ishimaru)

 

これだけだと、とりたてて取り上げるほどのこともない写真です。

でもこうなるとどうでしょう。

 

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実はこの写真、雑誌の表紙に抜擢されたものです。

「JCB THE PREMIUM」という雑誌の今年の6月号で、JCBカード会員向けに送付されています。

これ、100万部以上刷られたらしいです。100万部なんて書店売りの雑誌では考えられない数字。

今回はこの号の巻頭特集「オールドハワイに和むオアフ」という特集の撮影を担当しました。

撮影したのは今年の春。4日間くらいだったかな。オアフのいろいろな場所を撮影しましたが、そんな中の一つがグリーンルームさんだったわけです。

 

もちろん撮影している時は、この号の表紙がどんな写真になるかはまだ決まっていません。

ハワイとともに沖縄の特集も入っていたので、それぞれのロケで撮られた写真の中から編集部が決定するとのこと。

「ハワイで表紙飾れるよう頑張って下さい〜」なんて担当編集さんにプレッシャーをかけられながら、各地の撮影をしていたのを覚えています。

 

撮影ではビーチや、サンセット、サーフボードな風景などなど、いわゆるハワイっぽい写真を結構撮ってたので、自分の中ではそんな写真が表紙になるものだと思っていました。

 

しかしデザイナーさん、クライアントさんと協議の結果、担当編集さんが決めてきた表紙候補写真が上のもの。

最初は 「え!?」 って思いました。

ハワイっぽい写真は有ったのになんでって。

 

聞いてみると、

◯過去のハワイ特集のときの表紙写真は毎回”らしい写真”だったので、変化をつけたかった

◯特に今回のテーマがこのギャラリーのこの雰囲気にマッチしていた

◯沖縄も綺麗な自然の風景が並ぶので

 

などなど、様々な理由からこの写真が表紙に決定したとのこと。

意外!とは思いましたが、特に不満を感じているわけではありません。

僕は雑誌を作っていたので、いろいろな背景で表紙が決定されることはよくわかります。

もちろん表紙ですから「良い写真」が選ばれるのは当然なのだけど、何が良い写真かというのはその時の企画意図やシチュエーションで変わるわけです。

発行されてから何ヶ月かたった今、改めて見返すとこの表紙は今まで僕の写真が採用された雑誌の表紙の中でもかなり気に入っています。

当初は想定外だった写真とその表紙。編集者やデザイナーさんなどの人の手を経て素晴らしいものに仕上がったものです。

意外な写真を他者が評価して掘り出してくれる。

これがたくさんの人が関わってできあがる、雑誌の仕事の醍醐味ですね。

 

Photo & Text by TOMOHITO ISHI”MARU” 石丸智仁

※本記事の写真及び文章の転載は一切禁止です

 

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